お仏壇の供養と処分の方法を解説!

「新しいお仏壇を購入したので、古いお仏壇が不要になった」などの理由でお仏壇を処分する必要がでてきます。
しかし、お仏壇の処分がわからないという方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、お仏壇の正しい処分方法や処分する際の注意点についてご紹介します。

■お仏壇を処分する前に確認するべきこと
お仏壇の処分を行う前に、そのお仏壇を購入したときに「開眼供養(かいげんくよう)」が行われたかどうかを確認しましょう。
開眼供養とは、仏壇・仏像・墓・位牌などを新しく購入する際に僧侶を招いて読経を行うことです。
この開眼供養は位牌の魂入れや、本尊・位牌を安置するお仏壇をお浄めするという役割も担っています。
宗派や地域によって開眼供養を行わないところもありますが、行っている場合は必ず閉眼供養(へいげんくよう)を行わなければなりません。
閉眼供養とは開眼供養の逆で、先祖や故人の魂を抜いてお仏壇の役割を終わらせる法要です。
閉眼供養を行わないと、お仏壇に先祖や故人の魂が入ったまま処分することになりますので必ず確認してください。

閉眼供養は開眼供養同様、基本的には菩提寺の僧侶に依頼をします。
菩提寺がない、または近くにない場合は、お葬式やお墓などをお願いしたお寺に問い合わせてみてください。

■お仏壇処分の4つの方法
①お寺に処分を依頼
閉眼供養と合わせて、菩提寺または近くのお寺に処分を依頼するという方法になります。
昔はほとんどがこの方法で処分していました。
しかし、現代では環境問題等の理由から供養だけを行い、お仏壇を境内で焼却をしないという寺院や神社が多くなっています。
そのため、依頼の際はしっかり確認する必要があります。

②業者に引き取りを依頼
不用品回収業者や遺品整理業者に引き取りを依頼すれば、基本的にどんなものでも回収処分をしてくれます。
最近では、処分前に供養を行ってくれる回収業者もあります。

③仏壇店に引き取りを依頼
新しいお仏壇を購入するかわりに、古いお仏壇を引き取るサービスを行っている仏壇店があります。
供養も処分もすべて行ってくれるところがほとんどですので、お仏壇を購入される方はこの方法で処分するケースも多いです。

④粗大ゴミとして処理
閉眼供養を行ったお仏壇は、粗大ゴミとして処分することができます。
ただ、引き取ってもらえるかどうかは自治体によって異なりますので、事前に確認が必要です。

■まとめ
今回は、お仏壇の処分と供養についてご紹介いたしました。
お仏壇を処分する方法は主に4つ
・お寺に処分を依頼
・業者に引き取りを依頼
・仏壇店に引き取りを依頼
・粗大ゴミとして処理
お仏壇を購入したときに開眼供養が行われていれば、必ず閉眼供養を行う必要があります。
ご先祖や故人様を祀っていた大切なお仏壇ですから、正しい方法で処分しましょう。


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